推しにいくら使ったか、正直あまり把握できていない。グッズは増える一方で、どれを持っていてどれがダブっているのか分からない。参戦予定はカレンダーアプリ、支出は家計簿アプリ、思い出はSNSの下書き……と、推し活の記録があちこちに散らばっている。そんな悩み、心当たりはありませんか?

この記事では、私が個人開発した推し活管理アプリ「推し手帳」を、つくった本人の視点で紹介します。課金管理・グッズコレクション・参戦カレンダー・思い出ノートが1つのアプリで完結する仕組みと、どんな人に向いているかが分かります。

推し活の記録、アプリや手帳に散らばっていませんか?

推し活の記録がしんどくなる原因は、たいてい「道具が分散していること」だと思っています。支出は家計簿アプリ、予定は純正カレンダー、グッズの所持リストはメモアプリ、感想は手帳やSNS。それぞれは便利でも、推し活という1つの活動が4つのアプリにバラバラに保存されていると、振り返るのがどんどん面倒になります。

紙の「推し活手帳」が人気なのは、1冊にすべてが集まる気持ちよさがあるからですよね。推し手帳は、その「1冊に全部まとまる」感覚をアプリで実現したくてつくりました。

推し手帳とは?記録と課金管理が1つで完結する推し活アプリ

「推し手帳 - 推し活の記録・課金管理」は、推し活の課金額・グッズ・予定・思い出をまとめて管理できるiOSアプリです。App Storeのライフスタイルカテゴリで配信しています(現時点でGoogle Play版はありません)。

こだわったポイントは2つあります。

1つめは、アカウント登録が不要なこと。推し活の支出額はかなりプライベートな情報なので、どこかのサーバーに送るのではなく、すべてのデータを端末内に保存する設計にしました。ダウンロードしてすぐ、メールアドレスの入力もなしに使い始められます。

2つめは、複数の推しに対応していること。推しが1人とは限らないのが推し活です。推しごとにテーマカラーを設定できるので、アプリを開いたときに「この子のページ」という感覚で切り替えられます。

推しごとの課金管理 — チケット・グッズ・遠征をまとめて把握

推し手帳の中心となるのが課金管理機能です。チケット代、グッズ代、遠征費、FC会費といった推し活の支出を記録して、月ごとに把握できます。

「推し活にいくら使ったか分からない」というのは、浪費しているというより、支出のカテゴリが特殊すぎて普通の家計簿に馴染まないのが原因だと考えています。遠征の交通費は「交通費」なのか「趣味」なのか、家計簿アプリだと毎回迷う。推し手帳はチケット・グッズ・遠征・FC会費といった推し活前提のくくりで記録できるので、迷わず入力できて、集計もそのまま「推しごとの支出」になります。

支出が見えるようになると、無理のない範囲で楽しむ計画も立てやすくなります。「今月はグッズを控えて遠征に回そう」といった判断が、感覚ではなく数字でできるようになるのが地味に効きます。

グッズコレクションを「持ってる・欲しい・ダブり」で整理

グッズ管理でいちばん多い事故が「ダブり買い」です。ランダムグッズ全盛のいま、自分が何を持っているか正確に思い出せる人のほうが少ないはず。

推し手帳のグッズコレクション機能は、グッズを**「持ってる」「欲しい」「ダブり」の3つのステータス**で整理できます。

  • 持ってる: 所持リストとして。売り場で「これ持ってたっけ?」となったときに開けば答えが出ます
  • 欲しい: ウィッシュリストとして。発売情報を見かけたら登録しておけば買い逃しを防げます
  • ダブり: 交換・譲渡の管理に。ダブりを一覧できると、交換のお誘いにもすぐ反応できます

「ダブり」を独立したステータスにしたのは、トレーディンググッズ文化では「ダブりの管理」自体が重要な活動だからです。ここは推し活アプリならではの設計だと思っています。

参戦カレンダーと思い出ノートで推し活をまるごと記録

支出とグッズだけでは、推し活の記録としては半分です。推し手帳には「これから」と「これまで」を記録する機能も入れています。

参戦・イベント管理

カレンダーで参戦予定やイベントを管理でき、チケットの当落状況もあわせて把握できます。推し活の予定管理はチケットの状態管理とセットなので、まだ当落の結果待ちなのか、無事に確保できたのかを1画面で見られるようにしました。

思い出ノート

参戦後や配信後の気持ちを、写真と気分タグで残せるノート機能です。長文の日記を書くのはハードルが高くても、写真1枚とそのときの気分を選ぶだけなら続けられます。あとから見返すと、そのときの温度感まで思い出せるのが不思議です。

推し活Wrapped

そして、記録を続けたご褒美になるのが「推し活Wrapped」。自分の推し活を数字で振り返れる機能です。記録は貯めるだけだと作業になってしまうので、「振り返る楽しさ」までをアプリの体験に含めたいと思ってつくりました。

こんな人におすすめ — 推し手帳の使いどころまとめ

推し手帳は、こんな人に使ってほしいアプリです。

  • 推し活にいくら使ったか把握したい人 — チケット・グッズ・遠征・FC会費を月ごとに管理できます
  • グッズのダブり買いをなくしたい人 — 「持ってる・欲しい・ダブり」の3ステータスで整理できます
  • 記録があちこちに散らばって疲れた人 — 課金・グッズ・カレンダー・思い出が1アプリで完結します
  • 登録やクラウド保存に抵抗がある人 — アカウント不要、データはすべて端末内に保存されます
  • 推しが複数いる人 — 推しごとにテーマカラーを設定して切り替えられます

アプリ本体は無料で使えます。より深く使いたい方向けに、買い切り型の「推し手帳プレミアム」も用意しています。まずは無料の範囲で、いつもの推し活を記録するところから試してみてください。

対応環境はiOS 15.1以降(iPadOS、Apple SiliconのMac、Apple Vision Proでも動作します)。App Storeから「推し手帳」で検索するか、App Storeのページからダウンロードできます。

推し活は楽しいからこそ、お金も思い出も「なんとなく」で流れていきがちです。推し手帳が、あなたの推し活を1冊にまとめる相棒になれたらうれしいです。