ポケカの対戦記録、どうやって残していますか? スマホのメモ帳に「勝ち・負け」だけ書いて後から見返せなくなったり、スプレッドシートで立派な管理表を作ったものの入力が面倒で3日で止まったり……。私自身がまさにそのタイプで、大会が近づくたびに「結局このデッキ、リザードン対面で何回勝ってるんだっけ?」と過去のメモを掘り返していました。

この記事では、そんな悩みを解決するために私が個人開発したポケカ対戦記録アプリ「バトログ - TCG対戦記録&勝率分析」(英語名: BatLog)を、開発者本人の視点で紹介します。何ができて、どんな人に向いているのか、正直にお話しします。

ポケカの対戦記録、メモ帳やスプレッドシートで消耗していませんか?

対戦記録をつけると強くなる、というのはよく言われる話です。実際、記録を見返すと「このデッキ、後攻のときだけ極端に勝率が落ちている」「あの対面は構築を変えてから勝てるようになった」といった気づきが得られます。

ただ、問題は記録を続けること自体が大変だという点です。スプレッドシートの自作テンプレートは自由度が高い反面、対戦直後の慌ただしいタイミングでスマホから細かいセルに入力するのはかなりの苦行です。メモ帳は手軽ですが、集計は全部手作業。「記録→分析→勝率向上」というサイクルの、最初の「記録」でつまずいてしまう人が多いのではないでしょうか。

私がバトログを作った出発点も、この「入力の面倒くささ」をなくすことでした。

バトログとは — TCGの対戦をサクサク記録できる個人開発アプリ

バトログは、ポケカをはじめとするTCGの対戦結果を記録し、戦績を自動で分析してくれるiOSアプリです。1回の対戦で記録できるのは次のような項目です。

  • 勝敗
  • 先攻・後攻
  • じゃんけんの結果
  • 相手のデッキ
  • メモ

対戦直後にサッと入力して終わり、という体験を目指して設計しました。「あとで詳しく書こう」と思った記録は、だいたい書かれないまま消えていく——これは私自身の経験則です。だからこそ、最低限の項目を最短で入力できることを最優先にしています。

デッキ管理(デッキビルダー)機能もあり、自分のデッキを登録して対戦記録と紐付けられます。デッキのインポートや手札シミュレーションにも対応しました。アプリはApp Storeで無料(広告表示あり)で公開しており、iPhone/iPadのほか、Apple Silicon搭載のMacやApple Vision Proでも動作します。Android版は現時点では提供していません。

デッキ別勝率と対面マッチアップが自動でわかる

記録がたまってくると、バトログの本領である分析機能が効いてきます。自動で計算されるのは主に次の3つです。

デッキ別の勝率

自分のデッキごとに勝率を集計します。「新しく組んだデッキ、体感では勝ててる気がするけど実際どうなんだろう?」という疑問に、数字で答えてくれます。デッキの入れ替えや調整の判断材料になります。

先攻・後攻別の勝率

ポケカでは先攻・後攻で戦い方が大きく変わります。バトログでは先攻時と後攻時の勝率を分けて確認できるので、「このデッキは後攻の練習が足りていない」といった弱点が見えてきます。じゃんけんの結果も記録できるので、そもそも先攻を取れているかどうかも振り返れます。

対面マッチアップ(相性)

相手デッキごとの勝敗を集計して、どの対面が得意でどの対面が苦手かを可視化します。スプレッドシートでこれをやろうとするとピボットテーブルとの格闘になりがちですが、バトログなら記録するだけで自動的に相性表ができあがります。「負け筋がどの対面に集中しているか」がわかると、練習の優先順位がはっきりします。

なお、集計は1週間・1ヶ月・全期間の期間フィルタで絞り込めるので、「直近の調子」だけを切り出して見ることもできます。

シティリーグ対策に — メタゲーム環境チェックの使い方

バトログには、記録アプリとしては少し珍しい機能としてメタゲーム環境チェックを搭載しています。シティリーグの入賞デッキをTierリスト形式で確認でき、公式大会のTop8結果もチェックできる機能です。

シティリーグに向けた練習では、「今の環境で何が多いのか」を把握したうえで、想定される対面との練習を積むことが重要です。バトログなら、環境上位のデッキをアプリ内で確認し、そのまま自分の対戦記録の相性データと突き合わせられます。「環境トップのあのデッキ、自分の記録だと勝率が悪い。ここを重点的に練習しよう」という流れが、アプリひとつで完結するわけです。

環境チェック用のサイトと記録用のツールを行き来しなくていい、というのは私がユーザーとして欲しかった体験そのものです。

対戦結果をシェアカードにしてXやLINEに投稿できる

もうひとつのこだわりがSNSシェア機能です。対戦結果をOG画像のシェアカードとして生成し、X(旧Twitter)・LINE・InstagramなどのSNSに投稿できます。

大会後に「今日は4勝2敗でした!」とポストするとき、テキストだけよりも戦績がまとまった画像があるほうが伝わりますし、見た目もきれいです。仲間内のグループLINEで今日の練習結果を共有する、といった使い方もできます。

記録を「自分のためのデータ」で終わらせず、「仲間と共有できるコンテンツ」にすることで、記録を続けるモチベーションにもつながれば、という狙いで実装しました。

バトログはこんな人におすすめ(まとめ)

最後に、バトログがどんな人に向いているかをまとめます。

  • メモ帳やスプレッドシートでの戦績管理が続かなかった人 — 最短の入力でサクサク記録できることを最優先に作っています
  • デッキごとの勝率や苦手対面を数字で把握したい人 — デッキ別・先攻後攻別・対面マッチアップを自動で集計します
  • シティリーグに向けて環境を意識した練習をしたい人 — 入賞デッキのTierリストをアプリ内で確認できます
  • 大会の戦績をXやLINEでシェアしたい人 — 対戦結果をきれいなシェアカードにして投稿できます

なお、バトログは紙のポケカの大会・練習を想定して作っています。iPhone/iPad向けの無料アプリ(広告表示あり)で、現在のバージョンは1.2.1。文字表示の改善やデッキビルダーのUI改善など、リリース後もアップデートを重ねています。

個人開発のアプリなので、大手のツールのような派手さはないかもしれません。それでも「対戦記録を、とにかく続けられる形で」という一点にはこだわって作り続けています。ポケカの戦績管理に悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてください。

バトログをApp Storeでダウンロード