日程調整のたびに、カレンダーアプリとメールを行ったり来たり。空いている日を探して、「10月14日(火) 15:00〜16:00」と手打ちして、送ったあとに別の予定と重なっていたことに気づく——そんな経験はありませんか?私自身がこの往復作業にうんざりして、空き時間共有アプリ「akidori 瞬間アポ調整」をつくりました。この記事では、開発者本人の視点から、akidoriで日程調整がどう変わるのか、機能と使い方を紹介します。

日程調整のたびにカレンダーとメールを何往復もしていませんか

日程調整アプリやツールはすでにたくさんあります。ただ、その多くは「URLを相手に送って、相手に選んでもらう」タイプです。社外の相手に毎回ツールのリンクを踏ませるのは気が引ける、結局メールに候補日をベタ書きするのがいちばん角が立たない——という場面は、実際まだまだ多いと思います。

すると発生するのが、あの往復作業です。カレンダーを開いて空きを探し、メール画面に切り替えて候補日を打ち込み、またカレンダーに戻って確認する。候補を3〜5個出そうとすると、それだけで数分かかります。しかも手打ちなので、曜日の間違いや、すでに埋まっている枠を候補に出してしまうミスも起きがちです。

akidoriは、この「探して書く」部分をまるごと自動化するアプリです。

akidoriとは?空き時間を共有して瞬間でアポ調整できるアプリ

akidori(正式名称: akidori 瞬間アポ調整)は、カレンダーから空き時間を自動で抽出し、そのまま相手に送れる調整メッセージをつくるiOSアプリです。App Storeのビジネスカテゴリで、無料でダウンロードできます。

発想はシンプルで、「相手に何も要求しない日程調整」です。URL共有型のように相手にクリックや登録をお願いするのではなく、こちらが空き時間を文面にして送るだけ。相手はいつものメールやチャットで返信すればいい。日本のビジネスマナーに馴染む、コピペ完結型の日程調整を目指しました。

akidoriでできること:空き時間の自動抽出から調整文面の作成まで

GoogleカレンダーとAppleカレンダーから空き時間を自動抽出

akidoriはGoogleカレンダーとAppleカレンダーに対応しています(Appleカレンダー対応はv1.1.0で追加しました)。既存の予定を読み取り、空いている時間帯を自動で抽出します。

こだわったのは「使える空き時間」だけを出すことです。単純に予定のない時間を並べるのではなく、勤務時間・昼休憩・祝日を考慮して抽出します。祝日データは2030年まで収録しているので、「候補に出した日が祝日だった」という事故も防げます。

フォーマル・カジュアル・英語の3形式で文面をワンタップ作成

抽出した空き時間は、そのまま送れる調整メッセージに変換されます。形式はフォーマル・カジュアル・英語の3種類。取引先への丁寧なメール、社内チャットの気軽な連絡、海外とのやり取りまで、相手に合わせて選んでワンタップでコピーできます。

「日程調整メールの候補日の書き方」を毎回検索して文例を探す必要はもうありません。英語の日程調整メールも、時間帯ごとに英文で出てくるのでそのまま貼るだけです。

仮押さえでダブルブッキングを防止

候補として提示した時間帯は仮押さえできるので、返事を待つ間に別のアポを同じ枠に入れてしまうダブルブッキングを防げます。複数の相手と並行して調整しているときほど効きます。

さらに、「仮」「TBD」「リスケ」などのキーワードを検出して、動かせる予定を判別する機能もあります。カレンダー上は埋まっていても実は調整可能な枠を見逃さない、という細かいところですが、実務では意外と効くポイントです。

akidoriの使い方と活用シーン

使い方は基本的に「空き時間を確認 → 形式を選ぶ → コピーして貼る」の3ステップです。想定している主なシーンを挙げます。

  • 営業のアポ調整: 複数の商談を並行して調整するとき、空き枠の抽出と仮押さえで整理しながら回せます
  • 訪問アポ: 訪問モードを使うと、移動時間を考慮した空き時間を出せます。「戻ってすぐ次の予定」という無理な組み方を避けられます
  • 英語での日程調整: 英語形式を選べば、海外の相手向けの候補日提示もコピペで完了します

対応環境はiPhone(iOS 15.1以降)のほか、Mac(Apple M1以降・macOS 12.0以降)とApple Vision Pro(visionOS 1.0以降)でも動きます。現在はApp Storeのみで、Google Play版はありません。Androidの方には申し訳ないのですが、まずはiOSで磨き込んでいます。

こんな人におすすめ:URL共有型の日程調整ツールが合わなかった人へ

akidoriが向いているのは、こんな人です。

  • 日程調整のたびにカレンダーとメールを往復するのが苦痛な人
  • 相手にURLを踏ませる調整ツールが、社外相手には使いづらいと感じている人
  • Googleカレンダーの空き時間を手作業で書き出している営業職・フリーランスの人
  • 英語での候補日提示に毎回時間がかかっている人

逆に、チーム全員で調整ページを運用したい、予約受付ページが欲しい、といった用途にはURL共有型のツールのほうが合うと思います。akidoriはあくまで「個人が、いつもの連絡手段で、速く正確に候補を出す」ためのアプリです。

まとめ:日程調整は「探して書く」から「選んで貼る」へ

日程調整そのものは仕事の本番ではなく、本番の前段取りです。そこに毎回数分と神経を使うのはもったいない——そう思って、空き時間の抽出から文面作成までをワンタップにまとめたのがakidoriです。

  • Google・Appleカレンダーから、勤務時間や祝日を考慮して空き時間を自動抽出
  • フォーマル・カジュアル・英語の3形式の調整文面をワンタップでコピー
  • 仮押さえと訪問モードで、ダブルブッキングや無理な移動も防止

最新バージョンは1.1.0で、空き時間検出の精度向上や使い方ガイドの追加など、リリース後も改善を続けています。無料でダウンロードできるので、次の日程調整メールを書く前に、一度試してみてもらえたらうれしいです。