「今日やること」を書き出したのに、気づいたら夕方だった——。そんな経験はありませんか? タスク管理アプリを入れてはやめて、を繰り返してきた方も多いと思います。私自身がまさにそのタイプで、「リストを作ること自体が面倒」「作っても結局見ない」という壁に何度もぶつかってきました。
この記事では、そんな悩みを解決するために私が個人開発したiOSアプリ「TossDay - タスク管理 & タイムライン」を、開発者本人の視点で紹介します。タスクとカレンダーの予定を1本のタイムラインで見られるのが最大の特徴です。基本の使い方から、続けるための工夫(繰り返しルーチン・Apple Watch対応など)まで解説します。
タスク管理が続かないのは「予定とやること」が別々だから
タスク管理が続かない原因を突き詰めると、多くの場合こうなります。
- リストを作るのが負担:項目を細かく入力するのが面倒で、そもそも書かなくなる
- 作っても見ない:ToDoアプリとカレンダーアプリが別々で、開く習慣がつかない
- 「いつやるか」が決まっていない:リストには載っているのに、時間が確保されていないので流れる
特に3つ目が厄介です。カレンダーには会議や約束などの「予定」が入っていて、ToDoリストには「やること」が入っている。でもこの2つは同じ24時間を奪い合っているのに、別々のアプリで管理されているんですよね。「午後は空いてるつもりだったのに、実は打ち合わせで埋まっていた」というすれ違いは、ここから生まれます。
だったら、予定とタスクを1本の時間軸に載せてしまえばいい。それがTossDayの出発点でした。
TossDayとは?タスクと予定を1本のタイムラインで見るアプリ
TossDayは「INBOXとカレンダーで、今日をシンプルに」をコンセプトにした、iOS向けのタスク管理×タイムラインアプリです。App Storeの仕事効率化カテゴリで公開しています。
中心になるのはTODAY画面。起床から就寝までの1日がタイムラインとして縦に表示され、そこにタスクを並べていきます。カレンダーの予定も統合して表示できるので、「会議と会議のあいだの1時間にこのタスクを入れよう」という判断が、画面を切り替えずにできます。いわゆるタイムボクシング(時間の箱にタスクを入れていく手法)を、アプリを行き来せずに実践できるイメージです。
タスクとカレンダーの予定を1つの時間軸に並べて可視化することで、「今日どれくらい詰まっているか」「どこが空いているか」が一目でわかります。地味ですが、この見通しの良さが続けるモチベーションになります。
基本の使い方:INBOXに放り込んで、TODAYに並べるだけ
TossDayの運用はとてもシンプルで、覚えることは2ステップだけです。
ステップ1:思いついたらINBOXへ
やることを思いついたら、INBOXにタイトルだけ入力して放り込みます。クイック入力なので、日時や優先度を最初から決める必要はありません。「入力が面倒でリストを作らなくなる」問題への、私なりの答えがこのINBOXです。
INBOX内のタスクは、スワイプで優先度調整や削除、ドラッグ&ドロップで並べ替えができます。頭の中のもやもやを、まず全部出してから整理する使い方がおすすめです。
ステップ2:TODAYのタイムラインに並べる
朝(あるいは前日の夜)に、INBOXから今日やるものをTODAYのタイムラインに配置します。カレンダーの予定がすでに表示されているので、空いている時間帯に置くだけ。この「置く」という操作をすると、タスクに自然と「いつやるか」が決まるので、リストの上で漂流するタスクがぐっと減ります。
見積もりと実際にかかった時間を振り返れば、「30分のつもりが1時間かかっていた」といった気づきも得られます。いわゆるタスクシュート的な使い方も、同じ画面の中で無理なく続けられます。
WEEK表示・繰り返しルーチン・Apple Watch — 続けるための機能
毎日の運用を支える機能も揃えています。
WEEK表示で先の見通しを立てる
WEEK表示では、複数の期間で先の予定を切り替えて眺められます。各日のタスク量が見えるので、「木曜が詰まりすぎているから1つ金曜に逃がそう」といった調整が簡単です。
繰り返しルーチンで定番タスクを自動化
「○日おき」「曜日指定」の繰り返しルーチンに対応しています。v1.3.0からは、完了したタスクからワンタップでルーチン登録できるようになりました。「これ、毎週やってるな」と気づいた瞬間にルーチン化できるのが気に入っています。
Apple Watchとウィジェットでアプリを開かず確認
v1.3.0でApple Watchに対応し、ホーム画面ウィジェットも刷新しました。「作っても見ない」問題には、そもそもアプリを開かなくても目に入る場所にタスクを出すのが効きます。手元のWatchやホーム画面で今日のタスクを確認できるので、実行のタイミングを逃しにくくなります。
iPhoneのほか、Mac、Apple Vision、Apple Watchにも対応しています。お使いのAppleデバイスに合わせて、いちばん見やすい場所で今日のタスクを確認できます。
TossDayはこんな人におすすめ
- ToDoリストが続かなかった人:INBOXのクイック入力なら、タイトルを打つだけ。ハードルを極限まで下げました
- 予定とタスクを別アプリで管理してすれ違っている人:カレンダーの予定とタスクを1本のタイムラインで統合表示できます
- タイムボクシングを試したい人:1日のスケジュールを可視化して、時間の箱にタスクを入れる運用がそのままできます
- Apple Watchで手元管理したい人:Watchとウィジェットで、アプリを開かずに今日のタスクが見えます
まずは「INBOXに放り込んで、TODAYに並べる」という感覚を、気軽に試してみてください。1日の時間の使い方を、自分の目で確かめられるはずです。
まとめ:今日をシンプルにする
タスク管理の挫折は、意志の弱さではなく仕組みの問題だと私は考えています。入力が面倒なら入力を軽くする。見ないなら目に入る場所に出す。いつやるか決まらないなら、予定と同じ時間軸に置く。TossDayはこの3つを1つのアプリにまとめたものです。
「予定とやることがバラバラ」に心当たりがあれば、ぜひ一度タイムラインにタスクを並べてみてください。1日の見え方が変わるはずです。